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STEAM教育とSTEM教育との違いについて早期教育

こんにちはベビ蔵です。

今回は、STEAM教育とSTEM教育の違いにお話しさせていただきます。

目次

まずはSTEM教育とは

STEM教育とは2000年代にアメリカで始まったとされる教育モデルでSTEMの頭文字を取ってそれぞれ

S=Science 科学

T=Technology 技術

E=Engineering 工学

M=Mathematics 数学

を意味しており、世界的に人材不足が叫ばれている、IT的な知見とグローバルな視野を持った人材を育成することを目的にしています。

ただ、単純に科学や技術などに長けた人材を育成するだけでなく、自分で学び理解していくという姿勢を重要視しているのがSTEM教育です。

情報化社会や社会の成熟により、与えられた課題を解決する能力に加えて自ら課題を発見し、新たな時代に必要とされる自発性、創造性、判断力、問題解決力を養い、「自分に何が出来るか」を問う。

それがSTEM教育の本質的なねらいなのです。

STEAM教育について

続いて、STEAM教育についてお話しします。

STEAM教育は、STEM教育の科学、技術、工学、数学に加えて

A=Art 芸術

が要素として追加されています。

このArtですが、単純に芸術としてのアートだけを指している訳ではありません。

本当に大切なのは人間という視点なのです。

人間を大事にし、人間の潜在能力を解放し、人間とは何かを問い続けることがSTEAM教育の本質だということができます。

その人間という視点に向かいさまざまな領域、すなわちアート、デザイン、文学や哲学などのリベラル・アーツ(教養)をひっくるめた物が、STEAMの「A」に当たる部分となります。

そしてこのSTEAM教育が目指す人材としてwhyを追求する姿勢があります。

それは、高度な専門性を身につけているだけではなくなぜ私はテクノロジーを生み出したのか、これはなんのためなのかという部分を、哲学的と言って良いほどまでに考える姿勢です。

ただ、新しい技術があるから、今までなかったものだから、面白いからではなく、これはどのようにして人間の役に立つのか。

人間である自分が物を生み出すのは、人間の生活をよくしたいからだという視点にブレがない。

まさに課題ドリブンですね。

これからの与えられた課題を解くのではなく、課題が何かを思考し、その解決策を考える時代にぴったりの教育方法です。

日本の子どもたちにこそSTEAM教育が必要なのでは?

このような教育方法は少子高齢化や生産性の低下などから課題先進国と呼ばれて久しい日本のこれからを担っていく世代にこそ必要なのではないでしょうか。

自ら課題を見つけその解決方法をWHYという思考方法を武器に解決していく、そしてその解決方法を持って世界で闘うそんな子どもが増えると日本の未来は明るいと考えております。

ところで、私は未就学児の早期教育に対して、懐疑的です。

小学校の勉強を先取りしてひらがなや漢字の書き取りや足し算や引き算を熱心に教えている方の話などを聞きます。

しかし、ほんの少し小学校の勉強を先取りすることに果たして意味があるのでしょうか。

今の日本で、ひらがなや簡単な漢字を書くことの出来ない人や簡単な足し算や引き算ができない人がどれくらいいるのでしょうか。

また、そんな少しの貯金では、高学年になるにつれてより複雑化した時にあっという間に使い果たしてしまうことでしょう。

まだどんなことでも吸収できる乾いたスポンジの脳にそんなことを詰め込むよりも、もっとなぜやどうしてと言った思考プロセスや新しいことを知る喜びや好奇心を育む方がいいのではないでしょうか。

そのような考え方の習得方法にSTEAM教育的手法が有効だと私は考えています。

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